2008.02.26
触媒脱臭装置に使用される触媒の形状にはいろいろな種類が存在します。主にハニカム形状・球状・発泡金属の3種類があります。
球状は単価としては安価ですが、圧力損失が大きく通過面積が大きくなるが、触媒毒含有のガスに対する適応性には優れています。また、触媒の流動が発生するため粉砕や粉化などの問題が発生する場合があります。
ハニカム形状は圧力損失が少なく通過風速を早くできるので触媒槽を小型に出来ます。担体は高価になるが触媒の使用量は少なくなります。また、コージライトなどを使用しているため衝撃に弱く取り扱いに注意が必要です。通常はカセットに収納して取り扱いを容易にする方法を取ります。担体に金属を使用しているハニカムタイプもあり、こちらは耐衝撃性に優れています。
発泡金属は圧力損失球状とハニカムの中間程度で、担体が金属のため衝撃に強く取り扱いが容易です。ただ高温には弱い面も持っているため注意が必要です。
1週間かけて製作し、1週間かけて解体、工事した物件がようやく完成しました。
製作途中や工事中に「これでシステムが成り立つ?」「乾燥する?」など言われ、見る夢も仕事のことばかりで夢か現実かがわからなくなり、夢の中で車に積み込んだ部品を忘れ、Y村さんにどやされたりと・・・・ 寝ているのか起きているのか判らない日々からようやく開放されました。
昨日行った燃焼調整は上手く行ったものの、実際の生産が上手く行くかが心配でした。
本日、お客様の工場へ行き恐る恐る工場の扉を開けるとラインが稼動しており、担当者も落ち着いた様子。 乾燥具合をたずねるとOKとのことで、大変喜んでいただく事ができました。 T.Y(43)
<液化石油ガス Liquefied Petroleum Gas>
比重をもとに各燃料の比較をしてみましょう。メタン(CH4)を主成分とした都市ガス、プロパン(C3H8)、ブタン(C4H10)です。
ガス種(主成分)/比重 /発熱量(kcal/m3)/燃焼範囲(%)
①都市ガス 13A(メタン)/0.65 /11,000/ 5~15
②プロパン/1.52 /24,000/2.2~7.3
③ブタン/2.0 /32,000/1.9~8.5
各燃料が完全燃焼したときに発生する熱量である「発熱量」と、各燃料が燃焼ための空気中の濃度範囲である「燃焼範囲」については、後日改めて触れる事とします。比重との関係はどうなっていますか?予測してみてください。