学生のころ、「勉強するということはフランスパンを食べることに似ている」と教えてくれた先輩がいました。曰く、学ぶことがたくさんある今は、山積みになったフランスパンを食べきらなければならない状況だ、と。よく噛んで消化しやすいように・・・なんてやっていたら食べきれるわけがない。噛まずに飲め！いつかは消化できる！　という有難いものです。

聞いた当時はやっぱり食べるならおいしく食べたいよね♪なんて適当に聞き流していましたが、食べることをサボっていたここ数年、フランスパンは山のようになってしまったようです。これは確かに噛んでいる場合じゃないのかもなぁ、なんて思う今日この頃です。

・・・しかし、なぜ例えがフランスパンだったのかいまだにわかりません。

　日本よりはるかに問題山積であり、ＧＤＰも少ないフランスのほうが、世界における存在感があるのはどういうことでしょう。サルコジ大統領は中国の人権問題についても、言うことは言うスタンスを堅持し、一流の政治家ぶりを発揮しています。また、文化芸術に一本筋の通った考え方が国民にそなわっていて「国のかたち」を形成しているので、国家としてのブランド力があるように思います。日本は、独自の文化芸術をもちながら、なかなか世界へアピールするような国家ブランドを形成できないのは、３０％を割るような支持率しかない内閣が、中学レベルの漢字も正確に読めない、またそれを注意することもしないとりまき連中の政治になってしまっているからなんじゃないかと懸念するのであります。

　　　　　　　　恐妻の言うことを踏襲しないと、あとで未曾有のお仕置きが待っているかもＫ．Ｙ