2012.07.07
一昨年の「竜馬がゆく」昨年の「翔ぶが如く」に続き、今年は「坂の上の雲」を読破しました。司馬遼太郎が好きな方はわかると思いますが、維新前、明治維新、維新後の流れです。1853年に黒船が浦賀に来航し、武士がその文明に腰を抜かしてから、僅か50年余りで日露戦争で自ら軍艦を持ち、最強国ロシアに勝利する。想像を絶するスピードです。
なぜこんなことが50年で成し遂げらえたのか?まさに「死に物狂いで」と言う言葉が当てはまります。「命」を懸けて事をなすことです。今風に言い換えると「人生を賭けて」物事に取り組んだからでしょう。
特に「坂の上の雲」はもっとも経営者に人気のある小説とか。私も日常の生活では時が過ぎるのは早いと感じていますが、自分の日々の結果について考えると、まだまだやるべきことが山積みです。
2012.06.26
先週東京ビックサイトで開催されました「第16回機械要素技術展」に省エネバーナ「エコネクスト」と「加熱設備の省エネ診断サービス」を出展いたしました。
ご来場頂きました皆様、誠にありがとうございます。
さて、 今回の展示会は浜松市の助成を受けて、市内に本社を置く中小企業10社による共同出展でした。当社としても初めての経験でしたが、多方面において大変お世話になりました。
その中でも同じ自治体ブースによる共同出展が非常に多かったのですが、特に東北地方の自治体がかなり大々的に展開しておりました。
震災後の地元産業の復興の為に、自治体が主体的になって中小企業を後押ししていると言う事でしょう。(予想ですが。)
ニュースによっては自治体の復興支援体制に疑問が投げかけられる場面が多いですが、このような支援の形は中小企業にとっては大変ありがたい事です。
2012.05.29
エコムでは今週の金曜日に最終の会社説明会を実施します。新聞では今年も内定率の低さが取りざたされていますが、我々のような中小企業では学生の方々とお会いする機会を作ることが難しい訳で、決して採用意欲が低いわけではございません。
さて、学生の皆さんも色々な角度から企業を分析されている事と思いますが、私が一番大切にして欲しいことは自分の価値観や夢とその企業が合致するのか、もしくは実現できるのかと言うことです。
その為には一度この機会に自分の軸を作る必要があります。そんな事を考えた事がないならばこの機会に考えてください。
自分が活躍して会社を大きくしたいとか、好きな仕事がしたいとか、海外で働きたいとか、出世したいとか、お金が欲しいとか・・・優先順位が必ずあるはずです。
にもかかわらず、規模や知名度を優先して就職活動してませんか?
腰を据えて、そして信念を持って自分の将来について考え、納得のいく就職先を見つけてください。
また、当日はエコムの価値観やベクトルと合致した方とお会いできることを私も楽しみにしております。
2012.04.27
今年から本格的に展開しております「熱設備の省エネ診断」ですが、徐々に問い合わせが増えてきております。闇雲に省エネに取り組んでも、その費用対効果を図ることは意外と難しいものです。「断熱強化」するにしても、「排熱回収」するにしても、ガス量を測定するだけでは、どの程度の効果があったのかは掴みにくいですね。まずはエコムの「省エネ診断」で現状把握しませんか?
現状把握だけでなく、最良な省エネ提案も行います。
今は社内でも強化月間です。是非、お問い合わせください!
2012.04.03
本年も新たに4名の新入社員が入社しました。
入社おめでとうございます!
学生時代に学んだ事が即役立つことは、そうそう多くはありません。まずはゼロからのスタートだと思って、何事にも全力投球で取り組んでください。
さて、私も18年前は新入社員の頃があった訳で、今でもその頃の事はなぜか鮮明に覚えています。それ程厳しかったのか、楽しかった?のか、とにかくすべてに全力投球でした。日中は会社のプログラムに沿った研修を着実にこなし、夜は毎晩同期との大交流会です。まさに寝る暇などない1ヶ月だった事をよく覚えています。
やはり社会人とはいえ、同じ志を持った同士が集まり、これから共に戦っていくという共通の目標の中で、苦楽を共にすれば、これは決起集会か!?と言わんばかりのテンションになった事を覚えています。
今は勿論その会社は退社しておりますが、今でもその同士とは一生の友であり、 いつになってもあの頃の気持ちは忘れません。
今年はやはり浜松でも桜満開の入社式とはいきませんでした。それでも第3工場の「もくれん」が 、遅ればせながらきれいに咲いております。
2012.03.15
先月中国の上海と杭州に行ってきました。どちらも中国内では経済的に裕福な都市ではありますが、上海については今更ながら、完全に東京をぶっちぎっている状況です。どこまで行っても大手町と言った感じで、肌で感じるスピード感は日本のそれとは全く違います。
中国の場合ご存知のように共産主義のトップダウン型なので、指導者の方向性が決まれば、凄まじい勢いでことが進んでいきます。杭州で訪問した工場も以前は手招いて誘致されたにも拘わらず、今では「地上げ」にあっているようでした。多分破格の条件でしょうが、日本ではあり得ないですね。
でも、一体どこからこんなにお金が沸いてきているのだろう?
日本では消費税を上げる上げないで、何年も停滞し、一向に税収も上がらず今では慢性的な事業仕分け状態ですが、中国では国が保有している土地を小出しに切り売りしています。それも日本の国家予算レベルの額です。これではかないません。
それでも上海市民の平均月収は3万円程度ながら、マンションの価格は日本と同レベル。こんな経済が成り立つのだろうか?それだけ貧富の差が大きいということです。
以前、温家宝首相がこんな事を言っておられたとか。
「中国の抱える最も重要な国情は13億と言う人口である。これはいくら小さな問題でも13億を掛ければ大問題いになり、逆に大きな富を得ても13億で割れば一人当たりの配分は非常に小さい」
今、我々が見ている中国の好景気と国民の生活は必ずしも比例しないことを実感した次第です。
2012.02.29
日曜日に開催されました「第8回浜松シティーマラソン(ハーフ)」にエントリーしたことは以前のブログで宣言しておりましたが、何とか無事に完走することができました。
当日は絶好のマラソン日和ながらも、前日まで中国出張と言う最悪のコンディションの中のスタートです。スターターは今年からは鈴木市長。距離も10マイル(約16km)から、ハーフ(約21km)に格上げです。いったいどこまでエスカレートするのだろうと思いながら、何とか今の所付いていっております。
私にとっては未開の距離でしたが、予想通り?何とかなっちゃいました。体は不思議な物で去年の16kmを覚えているのか、そこまでは快調、それからのラスト5kmはグダグダでした。
でも、どんな事でも自分の限界が少しでも伸びる事は嬉しいことです。これがあるから正月の暴飲暴食にも歯止めが掛かるし、多少なりとも週1回のトレーニングにも気合が入ります。
ちなみにタイムは1時間47分 3800人中1200番でした。
参加した「チームエコム」のみなさん、来年もやりますよ~!
2012.02.17
現在大学3年生のみなさん、就職活動はいかがですか?
みなさまも色々な角度から企業を分析してる事と思いますが、なかなかパンフレットやホームページでだけでは企業の実態を把握するのは難しいものです。そういう意味では企業訪問や会社説明会へ足を運ぶことは有効な手段ですね。特に我々の様な製造業は工場を見学ことを特におすすめします。
さて、今日はその企業分析の切り口として、一つご紹介します。
やはり就職するならば景気のよい会社、要は儲かっている会社にしたいものです。儲かったお金は当然社員にフィードバックされるでしょうし、将来の開発に投資されるわけですから会社の将来性も明るい事でしょう。それでは今の日本の製造業で儲かっている会社はどんな会社でしょうか?
それは「設備」に付加価値のある会社ではなくて、「人」(社員)に付加価値のある会社です。
簡単に言うと、最先端の設備を導入して、工場内はフルオートメーションで無人と言う工場よりも、製造工程に職人的な要素が多くて、人が介在せざる得ない商品を扱っている工場の方が景気がよい会社が多いです。一見、逆の様に見えますが。。
ご存知の様に中国を初めとするアジア近隣諸国の成長と円高・ユーロ高の影響などで、まともに価格競争しては今の日本では勝ち目はありません。
それよりも日本人しかできない技術や発想そしてノウハウで勝負している会社は価格競争に飲み込まれる事なく、利益を残しております。
液晶や太陽電池や半導体を見ると、よく分かりますよね。最先端は間違えないところですが、かなり厳しい業績が続いております。
こんな角度から、企業の扱う商品を見て自分なりに企業の将来性を見極めてみてはいかがでしょうか?
2012.02.01
ここ数年は温暖化の影響で積雪は控えめでしたが、今年は北陸を中心に大変なことになっていますね。その中、屋根に積もった1mを超える積雪や「つらら」を見ると実は私、北海道で過ごした幼少期を思い出します。
朝起きると、あたりは銀世界。胸まで積もった雪をかき分けながら小学校へ行った日々。朝玄関から出るのにも一苦労でした。ランドセルは「ソリ」に載せ、足にはミニスキー。さらに寒い日はツルツルの歩道をスケートシューズを履いて通学する始末。(もう時効だから言いますが。)
授業が終わると、スケート場になっている校庭か、近くの凍った湖で日が暮れるまで、スケートをやっておりました。子供的には本当にパラダイス!
30年前!?が懐かしいです。。
2012.01.20
時間さえあれば、読書をいそしむ事が趣味となっているこの頃ですが、本年の一冊目は我!中日ドラゴンズの元監督落博満合の「采配」。
監督としての落合独特の信念はすごい。
若い頃は随分苦労もしたようですが、落合の場合は勝ち続けたからこそ、出来上がった信念なのかな?
とにかく自分のパーソナリティーで勝負する強さ、イチローも似ているかもしれません。
どれだけ実績を出せるか、結果を残せるか。その上で自分らしさで勝負する。
大変参考になる本でした。