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2008.02.27

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の性能

触媒反応は臭気成分の種類・濃度により異なり触媒の形状・SVなどの条件などにより変わります。触媒式の処理温度は対象物質により異なり、水素・メタノールなどのように常温近くで反応が進む物質もありますが、通常は150℃~300℃に排ガスを予熱して触媒槽に導入し酸化反応を起させます。

2008.02.26

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の形状

触媒脱臭装置に使用される触媒の形状にはいろいろな種類が存在します。主にハニカム形状・球状・発泡金属の3種類があります。

球状は単価としては安価ですが、圧力損失が大きく通過面積が大きくなるが、触媒毒含有のガスに対する適応性には優れています。また、触媒の流動が発生するため粉砕や粉化などの問題が発生する場合があります。

ハニカム形状は圧力損失が少なく通過風速を早くできるので触媒槽を小型に出来ます。担体は高価になるが触媒の使用量は少なくなります。また、コージライトなどを使用しているため衝撃に弱く取り扱いに注意が必要です。通常はカセットに収納して取り扱いを容易にする方法を取ります。担体に金属を使用しているハニカムタイプもあり、こちらは耐衝撃性に優れています。

発泡金属は圧力損失球状とハニカムの中間程度で、担体が金属のため衝撃に強く取り扱いが容易です。ただ高温には弱い面も持っているため注意が必要です。

2008.02.21

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の触媒種類

触媒式脱臭装置に使用する触媒はほとんどが有機固体物質です。触媒は臭気成分を効率よく反応させる為の担体に、白金やパラジウムなどの触媒作用をする活性物質を坦持させて出来ています。触媒は白金やパラジウムなどの貴金属系とマンガン・ニッケルなどの卑金属系に区別され、排ガス成分によって使い分けがされています。ただし、触媒燃焼式脱臭装置において使用される触媒は、ほとんどが白金を使用した白金系とパラジウムを使用したパラジウム系を使用しています。

2008.02.13

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の適正

触媒式脱臭方式を検討するに当たり臭気ガス成分における最適な触媒を選定する必要があります。臭気ガスによって部分酸化反応を起し悪臭物質が発生する事もあるため、完全酸化反応の良い触媒を使用しなければならない。触媒酸化の場合反応速度は触媒の種類・温度・炭化水素の組成による。

触媒量は通常SV(space velocity:触媒単位あたりの処理風量)2~6万程度で選定するが反応率99%以上が可能となります。排ガスの触媒への接触時間は0.05sec程度となる。触媒燃焼式の場合原ガス中のミストや臭気物質の種類によって処理不可能な物質や触媒性能を劣化させる触媒毒と呼ばれる物質があるため注意しなければなりません。

2008.01.31

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の触媒反応

直燃式と触媒式の炭化水素の成分における着火温度は300~400℃以上の温度差がある(当然触媒式のほうが低い温度で酸化されます)。臭気ガスに含まれる炭化水素は触媒表面で1物質が吸着され、触媒表面において吸着された物質間で反応を起し炭酸ガスと水蒸気を生成して離脱していく。これにより直燃式と比べはるかに低い温度で活性物質表面で活性化された物質が反応する事が可能です。

2008.01.28

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の原理

触媒燃焼の原理は直接燃焼式と同じ酸化反応ですが、触媒を通して原ガス中の成分を触媒と接触させて反応を促進させる事により無害な二酸化炭素と水に分解させます。触媒を通す事により通常発火点以上の温度まで上げなけば酸化反応を起さないものでも、低温(150~350℃)で反応が可能になります。温度が低い為燃費の削減につながり、装置の耐久性にも優れ、安全面でも非常に有利である方式です。

2008.01.23

【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭について

触媒は私たちの身の回りでもいろいろ利用されています。生活に関わる製品(衣料・化粧品・電化製品・建築材・自動車・電車)などの化学製品は、触媒を用いて合成されたものなのです。自動車排ガスの浄化にも触媒が利用されています。これから紹介する触媒燃焼式脱臭装置は低温で完全燃焼でき、窒素酸化物の発生が少なく低NOxが可能です。さらに、燃焼範囲が広く燃料を燃やす事では燃焼されないような酸素濃度の低いガスでも触媒燃焼式では燃焼が可能なのです。

2008.01.19

【エコム製品ニュース】直接燃焼式脱臭の管理③

燃焼式脱臭装置には安全に稼動できるよう多くの安全装置を具備してます。

・炎監視装置=紫外線光電管などの炎の有無を監視し安全に燃焼を停止させます。

・圧力スイッチ=燃料・燃焼エアー・排ガス臭気などの圧力を監視し異常があれば燃焼を停止させます。

・炉内高温異常=炉内が規定異常の温度に過熱された場合など燃焼を停止させます。

・その他にガス漏れ検知器、感震器、爆発口、炎逆火装置、可燃性ガス濃度計、防爆口など多くの安全装置があり、状況や環境に応じて設置する事が必要です。

2008.01.18

【エコム製品ニュース】直接燃焼式脱臭の管理②

直接燃焼式脱臭装置の保守管理について、日常点検は通常バーナーと同じく1日に1回は巡回する事が望ましく、燃焼データーとして、圧力計ゲージ・温度調節計温度指示・ガス流量など記録に残す事が大切です。1ヶ月点検として炎検出器動作確認、回転機器へのグリスアップ、異音のチェックなど。1ヶ月点検として炉内築炉部など内部の確認、インターロック動作確認、その他の点検を実施する事が望ましい。

2008.01.17

【エコム製品ニュース】直接燃焼式脱臭の管理①

直燃式脱臭装置の運転管理として火気を使用するので運転方法には十分注意し操作盤・制御盤は機側に設置する事が望ましく、火炎・操作状況を目視で確認しながら、運転・停止を行なう。一般的には着火は自動化されており安全面に十分配慮した回路で組まれ、完全確認後に着火動作となるのが一般的です。

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