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2008.03.26

【新・エコム心得帳】インターロック①

<インターロック>

リミットスイッチ等を利用して、ある条件が満足しない場合には、対象の装置を起動しない又は、運転を停止する機構をいいます。
装置の動作を制御するシーケンス制御回路等において、ある部分の動作をさせるとき、安全が確保された一定の条件が満足されない限り、その該当部分の操作指令信号が出力されてないようにすることです。

2008.03.25

【新・エコム心得帳】変圧器②

<変圧器 transformer>

交流電力の電圧の高さを変える電力機器として、装置の制御盤では低い電圧でも使用します。

モーターなど動力源の電圧であるAC200Vから、ガス・エア用の電磁弁や温度や時間の計器など制御用の電圧であるAC100V及びAC24Vへ、電圧を変える際に用います。

2008.03.24

【新・エコム心得帳】変圧器①

<変圧器 transformer>
変圧器は交流電力の電圧の高さを変える電力機器で、英語名から「トランス」とも呼ばれます。
電磁誘導を利用して変換する仕組みです。
変圧器は発電所や電柱などで使用されています。

2008.03.21

【新・エコム心得帳】ブレーカー

<ブレーカー Breaker> 

「ブレーカーが落ちた!」という声を聞かれたことがありませんか?
ご家庭や工場で電気を使う機器を一度に使用すると、電気の供給が止まることがあります。
これは決められた値以上に電気が流れたため、ブレーカーが自動的に電気を遮断したのです。

このように決められた値以上に電気が流れた場合、自動的に電気が止まる動きをする機器を「ブレーカー=遮断器」といいます。
負荷回路(電灯や冷蔵庫、溶接機や電動機など)や電線が損傷するのを防止します。

2008.03.20

【新・エコム心得帳】漏電遮断器

<漏電遮断器 Earth Leakage Breakers> 

電気を取り扱う上で基本的なことに「感電防止」があります。

感電とは、電気が人体を通って大地に流れるときのショックのことをいい、これは漏電(ろうでん)している器具や電線に触れる事で起こります。
人体より水の方が電気を流しやすく、また、漏電により発熱して火災になることもあります。
そのため、洗濯をしているときは手がぬれた状態になるので、危険性が増します。

これを防止するために取り付ける保安機器として「漏電遮断器」があります。
用途に合わせた数値の漏電発生を、検出するものを選定します。

・数 mA~十数mA:運動神経が麻痺して動けなくなり、これが継続すると危険な状態となる
・数十mA :心臓の機能に異常が発生して、生命が危険な状態となる
・数百mA ~ 数 A 以上:火災が発生する

例えば、人体保護のためには30mA、装置保護(火災防止)のためには100mAといった選定をします。

*下記サイトを参考にさせていただきました:
漏電遮断器の話電気・電力辞典

2008.03.19

【新・エコム心得帳】単位(接頭語)

<単位(接頭語)>

電気に限らず、物理量を扱う上で「単位」は欠かせません。
例えば車の走行速度は、「距離(km)/時間(hr)=速度(km/hr)」と表します。このように単位を知る事で、相互関係がわかりやすくなることがあります。

そこで出てくる記号に「k」や「μ」などの接頭語があります。
基本となる単位による表記では数値が大きくなりすぎる場合に接頭語をつけて、数値を省略することができます。
例えば0.000001mは1μm、10000mは10kmと表記することが可能です。

・p:ピコ:×10^-12(10マイナス12乗、1/1,000,000,000,000)

・n:ナノ:×10^-9(10マイナス6乗、1/1,000,000,000)

・μ:マイクロ:×10^-6(10マイナス6乗、1/1,000,000)

・m:ミリ:×10^-3(10マイナス3乗、1/1,000)

”c:センチ:×10^-2(10マイナス2乗、1/100)

・k:キロ:×10^3(10の3乗、1,000)

・M:メガ:×10^6(10の6乗、1,000,000)

・G:ギガ:×10^9(10の9乗、1,000,000,000)

業界によってよく使う単位の幅(数値)が異なるため、各分野で用いられる基本単位を選ぶことが大切です。

2008.03.18

【新・エコム心得帳】電流・抵抗・電圧

<電流・抵抗・電圧
   electric current・resistance・voltage> 

・電流とは電気を帯びた粒子(荷電粒子)の流れのことで、持っている電気の大きさの差(電位差)によって引き起こされます。電流の大きさを表す国際単位系をアンペアといい、「A」で表します。これはフランスの物理学者であるアンドレ=マリ・アンペール(Ampère)の名前からつけられています。

・抵抗とは電流の流れにくさを表し、単位をオームといい、「Ω」で表します。単位名はオームの法則の発見者であるドイツの物理学者、ゲオルク・ジーモン・オーム(Ohm)からつけられています。

・電圧とは電気の大きさの差(電位差)を表します。電流は電圧があることで起こるといえます。単位はボルトといい、「V」で表します。イタリアの物理学者であるアレッサンドロ・ヴォルタ(volta)の名前からつけられています。

2008.03.17

【新・エコム心得帳】オームの法則

<オームの法則> 

「オームの法則」は電気の最も基本となる法則で、ドイツ人物理学者のオーム(Ohm)が1826年に発表しました。
これより前にイギリス人物理学者キャベンディッシュ(Cavendish)が同じ法則を発見していますが、未発表のためオームの発表が一般的に法則として知られています。

現象:電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する

式:電流I=電圧V/抵抗R

2008.03.15

【新・エコム心得帳】タイマー

<タイマー timer>

タイマー

タイマーは、機能上リレーとまったく同じものであるが、設定時間の開始タイミングによって2種類に分けられる。

①本体(コイル)に電流がながれて、設定時間が経過してからスイッチ回路が作動する
=オンディレイタイマー(ON-Delay)

②コイルの電流が切れてから設定時間を経過すると復帰する
=オフディレイタイマー(OFF-Delay)

2008.03.14

【新・エコム心得帳】リレー

<リレー relay>

制御用の電気部品で最も一般的なもの。受けた命令を他へ伝える役割をもち、その情報をすべて電気信号で行う。
日本語では「継電器(けいでんき)」という。

原理は電気信号を機械的な動きに変える電磁石と、電気を開閉するスイッチで構成される。
スイッチが常時開かれた回路(電気が流れない)となる接続点を「a接点」「NO(=NormalOpen)接点」という。リレー本体に電源が入ると、スイッチ回路は閉じる(電気が流れて、命令を他へ伝える)。
一方、スイッチが常時閉ざされた回路(電気が流れる)となる接続点を「b接点」「NC(=NormalClose)接点」という。リレー本体に電源が入ると、スイッチ回路は開く(流れていた電気が止まる)。

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