【新・エコム心得帳】漏電遮断器
<漏電遮断器 Earth Leakage Breakers>
電気を取り扱う上で基本的なことに「感電防止」があります。
感電とは、電気が人体を通って大地に流れるときのショックのことをいい、これは漏電(ろうでん)している器具や電線に触れる事で起こります。
人体より水の方が電気を流しやすく、また、漏電により発熱して火災になることもあります。
そのため、洗濯をしているときは手がぬれた状態になるので、危険性が増します。
これを防止するために取り付ける保安機器として「漏電遮断器」があります。
用途に合わせた数値の漏電発生を、検出するものを選定します。
・数 mA~十数mA:運動神経が麻痺して動けなくなり、これが継続すると危険な状態となる
・数十mA :心臓の機能に異常が発生して、生命が危険な状態となる
・数百mA ~ 数 A 以上:火災が発生する
例えば、人体保護のためには30mA、装置保護(火災防止)のためには100mAといった選定をします。