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【製造現場、生中継!】4月といったら

 春になりましたね。やっと。ようやく過ごしやすいになってくれましたね。花粉・黄砂・急な嵐等あれど、ぽかぽかした陽気に満開の桜、なんとなくウキウキしてしまうものです。 ですが、この時期になると、僕にはそういった風情とは別の楽しみがあります。

 それは、この時期発表になる『本屋大賞』です。ニュースでもやってましたね。

文学の賞は数あれど、この本屋大賞には、特に強い思い入れがあるんです。……まぁ、これ位しか、詳しく知っていないだけですけどね。と言うのも、以前、普通免許取得のために、2週間近くホテルで生活していた時の出来事です。見知らぬ土地・慣れないホテル住まいで落ち着かない部屋・膨大な時間、どうにも手持ち無沙汰になったんでしょうね。その土地での、自分がにとっての数少ない娯楽である本屋に入り、マンガ本でも買おうとしたところ、気がついたら何を思ったか文庫本を3冊も購入していました。

 その当時の僕は、活字を読むこと自体に抵抗はありませんでしたが、読む頻度にしても半年に1~2冊。まだ、本を読むという事は勉学の延長で、自分の中で読書は、体の良い時間つぶし・ある種の背伸び・ポーズだとその当時はそう認識してました。その僕が、3冊も活字のみの本を買うなんて、よほど暇だったということでしょう。

 そこで手に取ったうちの1冊が、本屋大賞を受賞したという作品でした。目立つ場所に、平積みで置いてあったんで目に付いたんでしょう。ホテル戻り、それを読み終える頃には、僕の中で、読書が『勉学』から『娯楽』に変わっていました。いたく感動したのを覚えています。その作品のおかげで、今日まで、読書は僕の『娯楽』であり続けています。一過性でなく、残り続けているのはうれしいものです。本当に、良い1冊に会えたと思えます。

 皆さんも、興味がわいたのなら、本屋に足を運んではいかがでしょうか?今だったら目立つ場所にありますよ。平積みで。本屋大賞が。……今回の受賞作?なんだったかな、文庫しか買わないんで新しいのはあんま詳しくないんですよねー。M.Tでした。