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2012.03.10

【エコム営業マン便り】空を見ろ!

息子が小学生の頃所属していた少年野球団の監督さんが試合中に言った言葉です。初めて出場した県大会、練習試合で一度も負けたことが無かった相手だったので、誰もが初戦突破を確信していました。ところが、相手チームは前日から試合会場付近に宿泊して準備万端、一方わがチームは、早朝移動で選手もまだ目が覚めやらないうちに試合開始。ペースをつかめないまま、満塁のピンチ、ここで点を取られたら敗色濃厚と思われたその時、監督が「タイム!」といってベンチからマウンドに向かいました。外野手も含め全員がマウンド近くに集まり、何事か指示を受けています。監督がベンチにさがり、プレイボールがかかるその瞬間、こんどは守備についている全員が空を向いてしまいました。「なんだ、なんだ?」あちこちで観戦している父母が口にしています。しばらくあってゲームは再開されましたが、結局その試合、ミラクルは起こらず敗戦。帰りの車中では、なんて監督が言ったのかでもちきりでしたが、後日直接監督に真意をうかがったところ、「一度気を落ち着けてやろうと思って、青い空をながめてごらんと言ったんです」ということでした。広い宇宙のことを考えれば、今あるピンチなど小さなこと、思いっきりやりなさいということだったそうです。はたして当の選手たちが理解していたかどうかわかりませんが・・・。監督、今の私にも言ってください「空を見ろ!」って・・・。              

   空見たことかと言われないように生きなければと心をひきしめた   アイサイおじさんK.Y