2007.09.21
最後に、ろうそくに灯がつく「からくり」をおさらいします。
ろうそくの芯は毛細管現象によって、熱せられて液体となったロウを少しずつ吸い上げます。
固体や液体のロウと違い、吸い上げられたロウの量が少ないために、着火源(マッチ)の熱でロウの蒸気を発生させることが出来、火が灯ります。
吸い上げられた液体のロウは、芯に灯った炎によって更に熱を加えられ、気化します。
気化したロウは炎の熱によって次々と酸素と結びつき、酸化します。
そして、熱と光を生み出します。これでろうそくに灯がつきました!
*引用・参考サイト:東邦大学 メディアネットワークセンター
バーチャルラボラトリ「燃焼化学」
「ろうそく」に直接火はつくか? より
2007.09.20
灯がつかない理由は・・・
固体の時と同様、マッチの熱が液体のロウに逃げます。
充分な蒸気を発生させることが出来ないために着火に至りません。
芯を取ったロウソクに見立てて、液体のロウをフラスコにいれます。このフラスコに灯をつける実験をしてみましょう。
フラスコにロウを入れてガラス管の通ったゴム栓をし、フラスコの底をバーナーで加熱します。熱によって液体になったロウが更に熱せられて気化 します(一部は冷やされてロウの煙の粒子となって浮いています) 。気体になって体積が増えたために圧力の高まったフラスコ内からガラス管を通ってどんどん外に押し出されます。ガラス管の口から出てきた気体に、熱して赤くなったニクロム線を近づけます。
すると、気体は炎をあげて勢いよく燃えます。
このことから、ロウソクが燃焼するには、固体>液体>気体への状態の変化が必要だということがわかりました。
*引用・参考サイト:東邦大学 メディアネットワークセンター
バーチャルラボラトリ「燃焼化学」
「ろうそく」に直接火はつくか? より
2007.09.19
灯がつかない理由は・・・
まず着火源のマッチの熱がロウ(固体)に逃げます。
ロウの一部を液体に変えますが、
ロウの温度は発火するまでには達しません。
では、熱を加えてあらかじめ液体にしたロウはどうでしょうか。
こちらもマッチの火を近づけても、すぐに灯は点きません。
なぜ、すぐに着火しないのでしょうか?
*引用・参考サイト:東邦大学 メディアネットワークセンター
バーチャルラボラトリ「燃焼化学」
「ろうそく」に直接火はつくか? より
2007.09.18
火の3要素を踏まえて、ろうそくに灯のつく様子を観察してみましょう。
はじめに、ロウソクから芯を取ったものに灯をつけてみましょう。
ろうそくは可燃性の物質を含んでいます。 →燃料あり
空気中には酸素がたくさんあります。 →空気あり
マッチの火で熱を加えてもいます。 →点火源あり
このロウソクにマッチの火を近づけても火が点きません。
なぜ火がつかないのでしょうか。
*引用・参考サイト:東邦大学 メディアネットワークセンター
バーチャルラボラトリ「燃焼化学」
「ろうそく」に直接火はつくか? より
2007.09.15
燃焼に必要な量の空気と、ガスが十分に接触混合出来ない場合、
一酸化炭素(CO)やススを発生します。
この燃焼状態を不完全燃焼といいます。
COは中毒物質としても知られています。
2007.09.14
②「バックする?」
・バックファイヤー=逆火
・燃焼速度 > ガス噴出速度
・燃焼速度に対してガス噴出速度が遅い場合、
炎は炎孔内へ逆行し、混合管やノズル先端などで音を発して燃える。
バックファイヤーは、ガスと空気の安定性が崩れ、
空気が混合することによって起こる状態です。
2007.09.13
「リフトする?」「バックする?」
この2つは燃焼状態を表す動詞になります。
①「リフトする?」
・リフティングする=飛び火する
・燃焼速度 < ガス噴出速度
・ガスの噴出速度が増大した場合、
炎孔から炎が浮上がり、吹き飛んで見える状態をさす
リフティングは、燃え続けたいと願う炎の安定性から起こる状態です。
2007.09.11
②先混合(ポストミックス、ノズルミックス)式
ガスとエアーは別々のノズルから噴出され、ノズル付近で初めて混合される方法です。
エコムではバーナーの種類によって、どちらの方式も取り扱っています。
2007.09.10
必要な空気量を強制的に送り込み燃焼させるブラスト式燃焼方法には、
ガスと空気が混ざり合う位置の違いでさらに2つの方法に分けられます。
①元混合(プレミックス式)
ガス噴出口より手前で、あらかじめエアーとガスを混合させる方法です。
2007.09.07
今日はおさらいです。この画像はなんでしょう?
右側にあるパイプからガスが入ります。
コックでガス量を調整します。
左側の円状にある小さいノズルからガスが噴出します。
一番上にある棒は点火棒です。
周囲の空気を取り込んで、円状の炎がつきます。
答えは「ブンセン式コンロ」です。