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2012.09.20

【新・エコム心得帳】モータの回転数とすべりについて2

同期速度(回転)からモータ銘板に表示されている定格回転数を引き、同期速度(回転)で割ったものをすべりといいます。

S=(N0-N)/ N0

N0:同期速度(回転)[rpm]
N:定格回転数[rpm]
S:すべり[-]

すべりは、回転子が回転磁界よりも遅く回ることによって起こります。

2012.09.06

【新・エコム心得帳】モータの回転数とすべりについて1

モータの銘板には、使用電圧、周波数(50/60Hz)と定格回転数、極数が表示されています。

N0=(120*f) / P

N0:同期速度(回転)[rpm]
  =1分間の回転磁界の回転数のこと
P:モータの極数[P]
f:周波数[Hz]

2012.08.29

【新・エコム心得帳】電力周波数の違い

静岡県の富士川と新潟県の糸魚川を境に、東日本が50Hz、西日本が60Hz、2つの電力周波数が存在します。
その理由は、明治時代に発電機を購入するときに、東京ではドイツ製の50Hzの装置を、大阪方面ではアメリカ製の60Hzの装置を購入したためです。

hz.JPG

注意事項として、モーター等は周波数によって回転数が異なりますので、設置する地方によって、50Hzか60Hzかを考慮して下さい。

2012.08.17

【新・エコム心得帳】トランス(変圧器)の仕組み

トランスは、鉄心(けい素鋼板成層鉄心)に2種類のコイルを巻いたものです。片側を1次コイル、もう一方を2次コイルといいます。

トランス

 1次側の電圧(E1)、コイルの巻数(N1)、電流(I1)と、
2次側電圧(E2)、コイルの巻数(N2)、電流(I2)には次の関係があります。
E1/E2
= N1/N2
= I2/I1

2次側の電圧は2次側の巻数に比例し、2次側の電流は2次側の巻数(電圧)に反比例します。

2012.08.02

【新・エコム心得帳】電力とは2

家庭内の電気は、電灯を含むすべての電気製品に流れる電流を加えれば、総使用電力量が求められます。契約電流を超えるとブレーカーが落ちます。

例えば、5つの電化製品があった場合。

①エアコン 600W(6A)
②ドライヤー 300W(3A)
③アイロン 300W(3A)
④テレビ 120W(1.2A)
⑤冷蔵庫 160W(1.6A)

これらを全て同時に使用した時、
使用電流=①+②+③+④+⑤
=6A+3A+3A+1.2A+1.6A
=14.8A

契約電流=12Aとすると、14.8Aの方が大きくなります。
使用電流が契約電流を超えるため、ブレーカーが落ちます。

2012.07.25

【新・エコム心得帳】電力とは1

電力とは、電流をどれくらい消費するかの目安であり、電気がする仕事量を表します。

P = (I^2) * R
または
P = I * E

P:電力(W)
I:電流(A)
R:抵抗(Ω)
E:電圧(V)

電力会社が行う電力計算は、電力の値に使用時間をかけた値であり、
kwh(=キロワットアワー)という単位で表します。

2012.07.18

【新・エコム心得帳】直列回路と並列回路

合成抵抗の求め方は、直列回路と並列回路で異なります。

R1,R2:各抵抗値[Ω]  R:合成抵抗[Ω]

1.直列回路の場合

直列回路の合成抵抗

 R = R1 + R2

2.並列回路の場合

並列回路の合成抵抗

 R = 1 / {(1/R1) + (1/R2)}

  = (R1 * R2) / (R1 + R2) 

2012.07.10

【新・エコム心得帳】オームの法則

オームの法則は、電圧、電流、及び抵抗について次の関係があります。

E=R*I

E:電圧[V]
R:抵抗[Ω]
I:電流[A]

3つの関係は下記に示すことができます。
オームの法則

この図を用いて求めたい値を隠すと、その値を導き出す式がわかります。
例えば、電流を知りたいときはIを隠すと、、、

オームの法則応用
I=E/R

で求めることができます。

2012.06.27

【新・エコム心得帳】抵抗値は何で決まるか?

抵抗の値は、金属誘導体の材質、長さ、及び断面積によって決まります。

R = ρ * L/S

  R:抵抗[Ω]
  ρ:金属導体の材質で決まる固有の値=比抵抗[Ω・m]
  L:長さ[m]
  S:断面積[m^2]
抵抗値

長さが長いほど、   —>抵抗値は大きい

断面積が大きいほど、  —>抵抗値は小さい

2012.06.06

【新・エコム心得帳】漏電遮断器が動作したら

漏電遮断器が動作して停電した場合、停電時間を短縮するため、次のような操作を実施してください。

機器配置 

操作順序
1:漏電遮断器をONする
–>トリップしなければ、そのまま様子を見る
  再びトリップすれば、次の順序へ進む
2:漏電遮断器の負荷側スイッチ(A、B、C、D)を全部切る
3:漏電遮断器をOFFに押し下げてから、ONする
4:スイッチAを入れる  –>良好
5:スイッチBを入れる  –>良好
6:スイッチCを入れる  –>漏電遮断器が動作する
               –>スイッチC回路が不良
7:スイッチCを切る  –>不良回路を切る
8:漏電遮断器を入れる
9:スイッチDを入れる  –>良好

以上

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