【エコム製品ニュース】触媒燃焼式脱臭の熱影響
触媒は通常200℃~400℃程度で使用されますが、臭気濃度が高い場合には反応熱により触媒表面上で温度上昇し熱劣化を起します。熱劣化の原因は触媒表面上の白金粒子が高温になると流動し、凝集化するため活性点が減少する事と担体のアルミナなどの表面積が減少するためです。臭気濃度が濃く高い反応熱が予想される場合には希釈などの対策により500℃以下にコントロールする必要があります。対策が取れない場合などは高温用触媒としてアルミナを坦持したものを使用すれば700℃程度までの連続使用が可能となる場合も有りますが、臭気成分により反応率に向き不向きがあるため注意が必要です。