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【製造現場、生中継!】伝統工芸、やぶれる

 暑いですね。梅雨入りもしましたし、ジメジメとしたなんとも嫌な暑さです。この時期の湿気のせいで、毎年なにかしら嫌な目に遭ってる気がします。

 話は変わりますが、先日、友達から『和紙』でできたブックカバーを貰いました。何でも、旅行に行った時に、土産屋で目に付いたから買ってきてくれたみたいです。どうも、その『和紙』がその県の名産らしく、そのブックカバーもそこそこいいお値段するらしいんですよ、なんか。値段を聞く前は、紙製という事もあって「水気に弱そう」だとか、「すぐ破れんじゃないの?」とか、最初こそかなり懐疑的な目で見ていましたが、値段を聞いた途端に「そんなちゃんとしたもんなら、そうそう破れないでしょー」「紙だっつったて和紙だよ?和紙!」「番傘とかも紙じゃん、案外丈夫なもんなんだって」と、反転。現金なものです。そういった経緯もあり、ここ2~3週間では何処へ行くにもこのブックカバーを持ち歩いていたんですよ。『いた』んですよ。

 ある休みの日、たまたま遠方に用事があって、電車で移動してたんです。移動中、手持ち無沙汰なもんですから、時間潰しに本をでも読むことにしました。

ふと、カバーを閉じた手に目を落したところ、違和感が。ホコリです。手のひらにびっしりと真っ青なホコリがこびりついていました。

 ぎょっとして何かと思い、よくよく見てみれば、カバーの繊維のカスでした。藍色の和紙のカバーの。紙の繊維が溶け出したようです。驚きました、和紙といえどやはり紙は紙のようです。いい値段したのに…手、グチャグチャだよ。それでも、使えないとはいえ、たったの2~3週間で外すのも癪なんで、本屋さんでかけてもらった紙製のブックカバーをそれの上からかけ直して使うことにしました。万事解決、いい判断でした。

……いや、おかしいって事は分かってんですよ。このカバーにカバーをかけるっていう本末転倒な奇行。向かいのおじさん「えっ」って顔してたもん。おかしいよ。だってハンバーガー食べるみたいに本読んでんだもん。手汚さないように紙で包んで。

 もう紙のカバーは信用しません。たとえ、今が梅雨時であろうと、ペットボトルのジュースと一緒に長時間同じバックのに入っていようと、僕が多少手汗をかいていようと、パッケージに水気に弱いという注意書きが書かれていようとです。

 皆さんも紙と水気には注意しましょう。tomiでした。