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【製造現場、生中継!】とろけるシチュー

 秋ですね。ようやく過ごしやすい季節になりましたね。もう夏とは、1年間顔を会わせなくていいなんて喜ばしい限りです。

 さて、秋といえば『行楽』・『食欲』・『読書』・『芸術』だとか言いますね。ですが、どれを始めるのにもそこそこお金が必要なんじゃないでしょうか?だから始めるタイミングとして、財布の口が緩みきっているであろう、給料日直後というふうに自然となっていくはずです。

 かく言う僕も、ついつい散財してしまいました。秋のせいでですよ、秋の。前から欲しかったんですよねー、圧力鍋。……散財というには値段としても、物としても微妙ですかね。まあでも、これで今年の冬は豊かな食生活を送ることが出来るでしょう。やっぱり、買ったらすぐ使ってみたくなるのが人情というもの。早速、秋ということで、シチューを作ってみる事にしました。

 圧力鍋で煮込むからにはきっと、やわらかいニンジン・ホクホクのじゃがいも・とろける玉ねぎ、そんな理想的なシチューが出来る事でしょう。そう油断しきって材料を煮込む事数分、そろそろどうだと鍋を開けてみました。

 圧力鍋というのは、調理中の中身が見えないという欠点がありますね。結果、鍋の中には、とろけるニンジン・粉々になったじゃがいも・消えた玉ねぎが。大した威力ですねぇ、この鍋は。頼もしい限りじゃないですか。

…いやいやいや、違う違う、僕は離乳食が食いたいっつったんじゃねえんだ、シチューが食いたいっつったんだよ。

 うかつでしたねー、説明書もほとんど読まずに、何となく最大の圧力で標準の加熱時間の5倍近く煮込んだのは。でも何が一番うかつだと言えば、一か八か、一発勝負で4日分の夕食まとめて作ってしまった事でしょうか。

……えぇっ、4日も食うの?コレ。消化に良いじゃねーかコノヤロー。

 皆さんも、新しいことを始める時は十分な予習と下準備をしておきましょう。痛い目見ますよ。tomiでした。