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【エコム製品ニュース】金属のクリープについて・・・

クリープ・・・と聞いてはじめに連想するのは何?

1.オートマチック・トランスミッション車でエンジンがアイドリング時にも流体トルコンが僅かに伝えてしまうトルクのこと・・・

2.コーヒーに入れるクリーミングパウダ・・・

そんなところでしょうか?

しかし金属材でクリープというと「応力が掛かった固体状態でゆっくり変形する」という現象を言います.例えるなら,冷蔵庫から出したばかりの水あめみたいなものと思ってもらえばいいです.

固体なのになんで変形するの?と言われますが,極々微量ながら変形するんです.そしてクリープ変形は高温になると顕著になってきます.

しかしこんな気の長い変形をするクリープの基礎データなんかどこが調べるんでしょうね? ・・・ちゃんと国の機関(正確には独立行政法人)が調べています.

参考→ http://www.nims.go.jp/

     http://creptimg.nims.go.jp/index_jp.html

膨大な量のクリープ試験機を並べて,何十年もデータを取り続けています.

確かに民間企業では無理ですね.

研究開発や設計には,このように国の機関が公表してくれる基礎データが大変役に立ちます.