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2007.09.06

【新・エコム心得帳】ガスと空気の関係(ブラスト式)

ブラスト式:必要な空気量を強制的に送り込み燃焼させるます。

空気を強制的に送り込むということは、ブロワやファン(羽の形の違う扇風機の親方のようなもの)と呼ばれる機器を使います。工業炉で使われいるバーナーは、ほとんどがこの方式で大容量の燃焼が可能になります。

どの状態で強制的に空気と混合するかにより、元混合式と先混合式とに分かれます。

2007.09.05

【新・エコム心得帳】ガスと空気の関係(ブンセン式)

ブンゼン式:ガスをノズルから噴出させ、その噴流によって周囲の空気を一次空気として吸引し、燃焼させます。
この方式は家庭内で見る事ができます。例えばガスコンロやガスストーブです。
今では電気式が増えていますので、目にする機会が少ないかもしれませんね。

2007.09.04

【新・エコム心得帳】ガスと空気の関係(赤火式)

可燃物を燃焼する場合には可燃物と空気をどのように混合させるのか。この方法により3種類の分別されます。

赤火式:ガスを空気中に噴霧し大気中の酸素を使用し自然に燃焼させます。
例えばライターやマッチ、かがり火、たき火です。

かがり火

2007.09.03

【新・エコム心得帳】ガスと空気の関係

 ガスが燃えるための空気は、多すぎても少なすぎても燃えません。空気中にガスが混ざって燃える時のガスの濃度範囲を「燃焼範囲」といいます。 ものが燃えるということは、酸素と結びつくことで熱と光を出す反応をします。

燃えるための酸素が十分にあるとき(完全燃焼)、ガスの炎は内側が水色に透き通り、外側が透明なうす紫色です。

しかし、酸素が足りなくなると(不完全燃焼)、炎の勢いがなくなり、炎が赤っぽくボーッと大きな形になり、ゆらゆらと弱々しく燃えるようになります。

炎
 不完全燃焼は有毒な一酸化炭素を出すので、窓を開けて空気を入れ替えたり、換気扇を回すなどして排気を外に出し、新鮮な空気を取り入れるようにしましょう。

2007.08.31

【新・エコム心得帳】燃焼の3つの条件

燃焼反応を起こすには3つの条件が必要です。

  1. 燃焼物が存在すること
  2. 酸素が共存すること
  3. 燃焼物と酸素を着火して化学反応を起こさせる点火源が存在すること

  例えば、たき火をするときこの3つの条件が揃わないとたき火は出来ません。
  落ち葉、枯れ木 =燃焼物
  燃焼物付近の空気=酸素
  マッチ=点火源

  これがガスバーナーだったら何になるでしょうか?
  ガス=燃焼物
  空気=酸素
  スパーク=点火源

これがガスバーナで燃焼するのに必要な条件です。

2007.08.30

【新・エコム心得帳】ものが燃えるとは?

我々のたずさわっている業界を考えるとき、ものが燃えるという現象については、一般的なとらえ方よりも少し詳しく知っておく必要があります。
同時に燃料としてのガスが切り離せないものであるため、その特性を十分理解しておくことが必要です。

燃える

燃焼の定義
燃焼物が空気中の酸素と化合して水と炭酸ガスになる化学反応で、このとき、大量の熱を発生することによって温度が上昇し、その結果発せられる熱放射線の波長が光として肉眼に感じる状態

2007.08.29

【新・エコム心得帳】今月のテーマは「燃焼」です!

本日から「新・エコム心得帳」と題しまして、月ごとにテーマを掲げ、執筆していきます。「燃える」とはどういうことか? に始まり、日々工場で使用する工具やボルトの種類・規格、ガスバーナーの熱量計算など具体的な内容です。一般的知識から専門知識へ、基礎から応用へと幅広い情報をお伝えします。新入社員が燃焼の基礎として知っておくべきことや、これからの仕事の中で必ず役立つことばかりです!

今月(8月・9月)のテーマはズバリ「燃焼」。
明日からの投稿を楽しみにして下さいね!

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