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2008.07.01

【新・エコム心得帳】一問一答を始めます!

2008年も半年が過ぎ、今日7月を迎えました。エコム心得帳の掲載は今月が最終月となります。

改めてですが、弊社は燃焼機器の保守、メンテナンスサービスで創業した会社です。
点検員としてお客様のところにお伺いするためには、専門知識が必要になります。

聞きなれない言葉である専門知識・用語を記憶するには、反復学習をお勧めします。
そこで、今までご紹介してきました情報を改めて、分かりやすく一問一答にて基本的な知識を復習していきましょう。

1:燃焼の3つの条件とはなんでしょうか?

2008.06.30

【新・エコム心得帳】電流値はいくつですか?

<電流値はいくつですか?>

モーターには使用する電気容量・電圧・周波数によって、「定格電流値」があり、銘板に記されています。
送風機の動力となるモーターの稼動中に、電流値をはかります。 
その電流値が定格値を超える場合、モーターに負荷がかかり、突然故障する可能性があります。

モーターの取寄せに日数を要し、その間設備が停止することが考えられます。
お客様への提案として、予備品をお持ちになるか交換をお願いしています。

2008.06.27

【新・エコム心得帳】動きが鈍くなっていませんか?

<動きが鈍くなっていませんか?>

コントロールモーターとガス及びエアの流量調節計を接続して、相互に連動させるリンケージロッドボールジョイントがあります。

ボール状の接続部であるボールジョイントがサビることで、動きが鈍くなることがあります。
サビによってコントロールモーターに負荷が加わり、故障の原因となります。
また、ネジ止めがゆるむことで、リンケージロッドが外れることがあります。
ネジのゆるみによってガスとエアが連動しなくなり、燃焼状態を悪化させる原因となります。

点検時にはネジ止めをしっかり固定し、サビが激しい場合には交換します。

2008.06.26

【新・エコム心得帳】ガス漏れ対策はしていますか?

<ガス漏れ対策はしていますか?>

ガス漏れ発生時、自動的に運転を停止させる『ガス漏れ検知警報器』の取付をご提案しています。

実際にガスを検出する場所に検知部を設置します。
検知部で検出された結果を電気的に外部信号等の出力によって警報部に伝えます。
警報部機能の一例として、音声警報機を採用しているため、「ガス漏れです」とメッセージでお知らせします。
また、停電になった場合もバッテリーから保安電力を供給します。停電後60分以上の連続監視が可能です。(オプション)
制御盤面の内外どちらでも取り付けが可能です。

2008.06.25

【新・エコム心得帳】地震対策はしていますか?

<地震対策はしていますか?>

近年、国内外を問わず、大規模な地震が発生しています。
一般的な構造物(ハード面)は耐震性を備えた設計がなされていますが、ソフト面はいかがでしょうか?

地震がおこった場合、自動的に運転を停止させる『感震装置』の取付けをご提案しています。
制御盤面の内外どちらでも取り付けが可能です。

例えば、震度5弱以上に対応した装置(↓)を制御盤内に取り付けてみました。

感震装置

手動リセット方式のため解除も容易に行えます。

2008.06.24

【新・エコム心得帳】燃焼量の管理をしています

ガス流量計は日々の燃焼量管理のため、燃焼時の瞬間流量を表示します。
また、積算流量を表示することもできるため、現在の使用量を知ることができます。
現状を知る事が省エネルギーへの第一歩です。

燃料の流量を測定する事で、使用しているバーナー能力の最低と最高の、実際の燃焼量を知ることができます。
点検時には燃焼量を測ることで、正常な状態で燃焼できているかどうかを確認しています。

2008.06.23

【新・エコム心得帳】ここにも「有効期限」があります

安全燃焼を制御する部品である電装機器には、使用有効期限があります。
この期限を過ぎると誤作動の可能性がありますので、トラブルを未然に防ぐためにも早めの交換をご提案しています。

各機器のメーカー推奨交換周期から、一例をご紹介します。
・ウルトラビジョン球   3年
・電磁弁   5年
・圧力スイッチ   5年
・プロテクトリレー   7年

お客様の仕様状況によって、この期限が異なります。
詳細につきましては、ご使用機器のメーカーにお問合せ下さい。

2008.06.21

【新・エコム心得帳】リサイクルではなく、ノンリサイクルを!

バーナ点検における、燃焼の安全機構をご存知ですか?

<リサイクルではなく、ノンリサイクルを!>
といっても、排熱や資源のことではありません。
燃焼における点火回路が「リサイクル回路」か「ノンリサイクル回路」か、というお話です。

「リサイクル回路」とは、着火するまで繰り返し点火動作を行う回路のことです。
これでは回数を重ねるうち炉内にガスが充満して爆発する危険性があります。

そこで、着火ミスが起こると、手動でリセットするまで自動で再着火しない回路にすることで、安全性を確保します。
これが「ノンリサイクル回路」です。

2008.06.20

【新・エコム心得帳】プラグキャップは固定されているか?

<プラグキャップは固定されているか?>

バーナ点検03

点火源を作るために、点火トランスからスパークロッドへ高電圧がかけられます。
その接続部品となるのが高圧コードとプラグキャップです。

接続にゆるみがある場合、点火源より手前でスパークする可能性があり、着火できません。

点検時にはプラグキャップと高圧コード、スパークロッドをしっかり固定します。

2008.06.19

【新・エコム心得帳】モーターから異音は出ていないか?

<モーターから異音は出ていないか?>

バーナ点検02
このブロワは燃焼エアを供給する、炉内に風を循環する役目を持っています。
モーターから聞こえる音に異常がある場合、突然故障する可能性があります。

モーターの取寄せに日数を要し、その間設備が停止することが考えられます。
お客様へ、予備品をお持ちになるか交換をご提案しています。

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